基準を満たさないと口座凍結?外国人に規制を強めるタイの銀行
2024年よりタイ不動産購入目的、またはタイに不動産を所有していることを証明しても外国人は長期滞在ビザを所有していなければ口座開設できないようになったと記憶しております。
10年程前はパスポート、日本の運転免許証で口座開設出来ておりましたが2024年にかなり規制が強まり、今後更に規制が強まるのではないかという動きが見られます。
昨今タイの銀行の外国人名義の口座が詐欺資金の洗浄など事件性に関わることで使われていると判明することが多いようです。
先月はパタヤで不正口座開設に関与したバンコク銀行職員が逮捕されたというニュースも出ております。
「バンコク銀行」2025年から外国人観光客の口座開設を全面禁止に。続発する金融詐欺対策の一環。
主にロシア人を対象として基準を満たさず口座開設した人の口座が凍結されているようです。
外国人観光客への口座開設禁止は2024年時点で既に始まっていたかと思われますが、私が懸念するのは今後、既存の口座保有者に対しても規制を強めてくるが考えられることです。
モバイルバンクアプリでセキュリティをアップグレードしたものを再インストールさせる、顔認証を取り入れる、開設時に登録したタイの電話番号が現在も有効なものか、などの対策が取られる可能性も考えられます。
下記のニュース記事ではタイ不動産を所有していれば開設できるようなことが書いてありますが、出来ないはずであると私は認識しております。
Bangkok Bank tightens account rules for some foreigners
また口座を長期間使わずに凍結された場合は簡単に解除できず再開設を求められ、現在の基準である長期滞在ビザの保有有無を問われる可能性が高いです。
凍結されるというようなことは簡単には無いかと思いますが、長期滞在ビザを所有していない口座保有者には一度窓口へ来て再度手続きが必要だとか、あれこれ書類を提出することを求めれる日が来てしまうのではないのかと懸念しております。
割合的にごく少数の一部ではありますが、一部の詐欺師が違法目的で銀行口座を開設、利用するので多くの人に大迷惑、大きな不便をもたらします。
日本でもタイでも連日外国人による迷惑行為や違法行為がニュースとなっておりますが勘弁していただきたいものです。