バンコク銀行規制強化 ビザなし外国人は窓口手続き不可
タイの銀行の中でも最大規模のバンコク銀行が長期滞在ビザを持たない外国人口座保有者に対して銀行窓口でのパスポート情報更新、ATMカード更新、出金手続きを含む窓口業務を先月2026年6月より停止しているようだという連絡がありました。
この連絡は弊社で管理をさせていただいておりますお部屋のオーナー様より頂いたものです。
私自身もバンコク銀行の口座はありますが就労ビザを所持しているので対象外となるのですが複数のオーナー様よりバンコク銀行で同様の待遇を受けたと連絡いただいております。
昨年、2025年6月にブログにて「基準を満たさないと口座凍結?外国人に規制を強めるタイの銀行」を公開した際に「外国人観光客への口座開設禁止は2024年時点で既に始まっていたかと思われますが、私が懸念するのは今後、既存の口座保有者に対しても規制を強めてくるが考えられることです。」と書きましたが現実的なものとなってしまいました。
昨年長期滞在ビザを所持していないお部屋のオーナー様とバンコク銀行へ行った際は出金を含めた窓口業務は対応してもらえましたが「長期滞在ビザを所持していなければ口座解約をお願いします」と依頼されました。解約は強制ではなく依頼というものでしたが「今後規制は強まる」と言われておりました。
銀行も事件性が無い限りは強制的に口座解約することは出来ないのだと思いますが、窓口業務を受け付けないということは口座維持は出来るが維持していても仕方ないので解約せざるえない方向へ向けられております。
該当口座への入金は問題無く出来ている状況です。
今後出金するには
1:ATMカードを使ってATMで出金する
2:モバイルアプリをお持ちの方はアプリにて他行へ送金、またはATMで出金する
上記の方法で出金が可能です。
アプリ申請、ATMカードを持っていなければ解約して出金するしか無いかと思われます。
今後の懸念事項はバンコク銀行だけではなく他行にもこの制度が広まるということです。
日本人オーナー様の多くはカシコン銀行、アユタヤ銀行(クルンシー銀行)を利用されている印象がありますので他行も同制度を施行すると混乱が拡大します。
このような規制があると本意では無いがタイの不動産を早めに処分してしまおう、購入したいが口座維持が不透明なのであれば見送ろうという動きが出てくると思います。
マネーロンダリングや詐欺用途で使われる口座を防止するために銀行が規制を強めるのは理解できますが規制を強めると不正を行う者は必ず別ルートの違法行為を働いて規制を回避しようとします。いたちごっこの繰り返しです。
最近ニュースにあった中国人の不正国籍取得がそのものです。
中国人の子に偽の父親? 1500人の出生記録に不正疑い
タイでは外国人の法人設立や雇用、土地不動産の取得に厳しい規制があります。
今まではノミニーなどで規制がくぐり抜けられておりましたが、自分の子にタイ国籍を不正取得させるという大胆な不法行為が現在調査されております。
1500人の子供に不正疑いがあるとは個人レベルで国籍不正取得するのではなく既に大規模な組織が存在していると思われます。
厳しすぎる規制をすると何とか回避策を模索するのが一般心理だと思います。
日本の税制度も同様だと思います。
厳しい制度を強いても結局、不正を行う者は違法行為をおかして規制を逃れるいたちごっことなりますが、その代わりに制度を正直に遵守する者が首を絞められることがあってはならないと思います。
