2020年プーケットのヴィラ販売状況と2021年の見通し
前回に引き続きナイトフランク社の記事を引用しプーケットのヴィラ販売市況を下記にご案内いたします。
通常ヴィラのような土地を含む戸建てを外国人がタイで購入することは出来ません。
しかし購入者の外国人を代表者とするタイ法人を設立しての購入や弁護士を通して購入することは可能です。
投資目的であればリゾート地ではコンドミニアムよりヴィラを購入した方が高利回りで運用しやすく転売時の値上がりの可能性も高いかと思います。
高額となるのがネックですが下記のようなホテル、複数棟のヴィラもご紹介可能です!
過去ブログ:「Impression Phuket」3億バーツ(約10億円)のディスカウント、ホテルヴィラ案件!
供給数
2020年末時点でプーケットのヴィラの総戸数は3,871戸となりました。
2020年は11のプロジェクトから162戸が売りに出されました。
2019年は16プロジェクトから688戸が販売され供給戸数は2019年から4.4%増加しました。
2020年の販売価格帯は1,000万から2,000万バーツが主軸となっております。
販売数
プーケットでは3,871戸の総供給量のうち3,056戸が成約済となり、79%の販売成約率となります。
販売成約率は2019年の77%であった前年よりも増加しました。
これは2020年の新規供給数が162戸と非常に少なかったためです。
成約戸数自体は2020年は190戸でしたが、2019年は396戸がでした。
過去9年間は年間平均256戸が成約されましたがプーケットのヴィラ購入者の大多数は中国、シンガポール、香港などのアジアに住む外国人となります。
販売価格
プーケットの別荘の販売価格はヴィラからの眺めやビーチからの距離、いくつかの要因によって大きく異なります。
大きく3つのタイプに分けられます。
1:ビーチまたは海沿いの山にあるオーシャンフロントヴィラ。
2:すぐ近くのビーチエリアから少し離れた場所、または海を一望できる山の上にあるシービューヴィラ
3:海の景色のないランドヴィラ
オーシャンフロントヴィラは一番高額となります。
現在販売されているオーシャンフロントヴィラは2億9200万バーツから始まり3億7000万バーツとなります
シービューヴィラの価格は590万バーツから5670万バーツ
ランドヴィラでは670万バーツから4500万バーツまでとなります。
販売中のランドヴィラはシービューヴィラよりもサイズが大きいためランドヴィラの開始価格はシービューヴィラの開始価格を上回っています。
2020年に売れたヴィラの価格帯は1000万バーツから2000万バーツのものが多くを占め、次いで1000万バーツ以下、2000万バーツから3000万バーツという価格帯になります。
今後の展望、まとめ
2021年のプーケットの別荘市場はコロナの影響により年間を通じて減速が続くと予想されております。
2021年上半期の不動産開発への新規投資は延期される可能性が高いです。
プーケットの経済は2021年の後半に回復すると予想しています。
中国人購入者を対象としたプロジェクトを今後デベロッパーは売りだしていく必要があり今後中国人は投資目的というよりセカンドハウス、別荘としてヴィラを購入することが見込まれているとのことです。
上記が記事の要約となりますがコンドミニアムと同じでヴィラでも購入者の大半は外国人のようです。
個人的な感覚ではプーケットのようなリゾートエリアではタイ人富裕層も多く購入しているのではと思っておりましたがナイトフランク社の記事ではリゾートエリアも購入者の多くは外国人、その中でも中国人が大半のようです。
コンドミニアムと比べヴィラの価格は開きが大変大きく、個人の別荘含め事業として外国人、外国企業が購入しているのかもしれません。