コロナ、デモ、今のタイの状況について

現在バンコクでは非常事態宣言のもと21時以降夜間外出禁止、飲食店での飲食禁止、デパートはスーパーマーケット以外の営業禁止、コンビニも20時までの営業、5人以上で集まって集会やパーティーすることが禁じられております。
これらの規制は当初8月2日迄だったのですが8月31日迄に延長されました。

当社の業務面にも支障がでてきております。

いくつかのコンドミニアム管理事務所によっては入居者以外の立ち入りを原則禁じておりお部屋の修繕、リフォームの為のエンジニアスタッフの立ち入りを禁じているのでお部屋に問題が生じても対応できないケースが出てきております。

他にもエアコンのクリーニング業者が来てくれない、合鍵を作りたいが鍵屋が休業している、家具家電の配送が2週間以上かかると以前にはない支障があります。

夜間外出禁止や飲食店での飲食禁止は業務に関係なくても非常に不便です。

現在のタイは規制が更なる人の密集を招き感染者数を増大させているように思えます。

大型商業施設が閉まっているのでローカル市場へ行く、飲食店での飲食できないのでスーパーへ人が殺到する、20時にコンビニが閉まるので20時前は混雑するというように人の密集を避けるための措置が逆に働いている状況です。

日本の食品が売られているフジスーパーでは連日レジは長蛇の列で精算に10分以上待つこともあります。

現に夜間外出禁止をしてから1日の感染者数が急増し1万人を超えるようになり規制を続けて減少するどころか今では2万人に達しようとしております。ウイルスの変異だけが要因ではなく明らかに人が密集せざるを得ない状況を作りだしていることに要因があるように思います。

簡易キットが販売されたことで感染が容易に確認でき数が増えているということもあるかと思います。

規制を厳しくすると収入を断たれる人も多くでてくることで政府への反発がおこりデモが頻発しております。

デモでは数十人から数百人が密集するので結局規制を行う意味もかなり薄れてしまいます。。。

1年以上前にもタイ政府の対応は1つ先のことしか見ずに短絡的だなと思いましたがやはりその通りのような気がします。

ゴミのない綺麗な街づくりを目指すのにゴミ箱は景観にそぐわないので撤去してしまう。それと同じです。
バンコクの街中にはゴミ箱や喫煙所、公衆トイレがほとんどなくポイ捨ても多いです。捨てる場所を設ければ事態は改善できるのにコロナ対応でも同じことをしている気がします。

でもタイの人の多くは不平不満言うこともなくそれに従っておりデモにしても夜7時ごろには終わって解散、と基本的には政府方針に従う人が多くみられる雰囲気です。

飲食店をはじめ美容院、デパート内のスーパーマーケット以外の店舗など法的拘束力によってまともに営業できない業種は多岐に渡りますが補償もなさそうなので従事される方々の不満が爆発することはないのかと心配になります。

いつか爆発して大きな騒動にならなければ良いのですが7日以内に現政権が退陣しないと更に大きなデモを起こすというニュース記事も出ております。
Nation TV

 

いくらコロナ対策の必要性があるとしても、もし現在の規制が8月末迄、更に延期しこの先も続くようであれば大きな混乱は免れないと思います。

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