タイ、バンコク都心部築古コンドミニアムの価値
タイのコンドミニアムの歴史は約30年となり古いコンドミニアムでは築30年を超えるようになります。
築30年を超えるコンドミニアムはまだ少ないですが20年を超えるようなコンドミニアムはバンコク都心部や郊外のエリアにもあります。
同じようなエリア、ソイにあるコンドミニアムでも築年数やグレードによって価格は1.5倍、2倍と大きく変わることがあります。
トンロー駅近くに間もなく完成するEsseとその向かいにある築12年のNoble Remixのリセール価格では価格はおおよそ2倍異なります。
ソイ26でもNoble refine、Condo oneXのリセール価格と新築のエステルとでは価格単価は2倍ほど異なります。
立地が良ければ古くても賃借人は付くので今までは新築志向が強かったタイ不動産ですが今後割安な築古コンドミニアムにも注目が集まってくるかと思います。
ナナやアソークでも築年数20年程のコンドミニアムがありますが価格単価は非常に安いです。
徒歩数分歩いた場所にある新築コンドミニアムの㎡単価は25万バーツほどするが築古の㎡単価は10万バーツ以下といったものも多くあります。
しかし築古のコンドミニアムは100㎡以上のような広いお部屋が多く売買価格にすると1000万バーツ近くするものが多くなります。
立地、間取りが良くても築20年以上のコンドミニアムを買う際は「あと何年住めるのか、10年後はどうなっているのか」という不安が出てくるかと思いますがそれを覚悟で購入する必要があります。
日本でも老朽化したマンションの建て替え問題がありますがタイでも30年を超えつつあるコンドミニアムが出てくるので近い将来問題になってくるかと思われます。
日本では2020年6月に改正マンション建替円滑化法が成立し老朽化マンションを含む団地において、敷地共有者の4/5以上の同意によりマンション敷地の分割を可能とする制度が創設されました。
タイでは旧来の日本同様敷地共有者全員の同意を得ないと建て替え、分割は出来ないという法整備になっております。
実際全員から同意を得るどころか連絡すらつかないオーナーも多いかと思います。
地震がないことに加え老朽化の懸念や安全意識という点でタイは日本より遥かに緩いので築40年、50年でも外壁だけ補修しそのまま使ってそうな気もします。
バンコクで70万バーツ前後のコンドミニアム、Fifty park
オンヌット駅に隣接するテスコロータスがあるソイ、スクンビットソイ50の突き当りにFifty parkというコンドミニアムがあります。
Fifty park概要
立地:スクンビットソイ50の突き当り、BTS オンヌット駅徒歩約25分
9階建て、2003年築(築17年)
お部屋25㎡スタジオタイプ、リセール売買相場価格約700,000バーツ、相場賃料約5,000バーツ、管理費約400バーツ/月
管理費を含めた実質利回りは一応約7.8%あります。
コンドミニアムで表面利回り8%は滅多に見れない数字ですが賃料を考慮すると自主管理できる方にしかお勧め出来ません。
プールやジムという施設はなく一見ローカルアパートのような外観です。
投資用として購入をお勧めする物件ではありませんがこのようなコンドミニアムもあるということを知っていただければ幸いです。
ローカルな雰囲気を楽しみながら生活したい方には購入も全然ありだと思います。