バンコクの駐在員賃貸市場について

バンコクポストに「沈み行く駐在員賃貸市場」という記事がありましたので一部引用し主観を述べさせていただきます。

外国人駐在員が対象となる高級レジデンスの賃料はバンコクは19位ランクを下げ世界で49番目となっているようです。

タイ経済は観光や外国人に大きく依存しているのでコロナによる影響が大きかったとのことです。

ハノイでは12位ランクを下げ世界で81番目となっているようで駐在員の利用が高い3ベットルームの平均価格で計算されています。

日本の3都市もアジアトップ10の中に入っておりますが3都市共に2020年より賃料上昇しております。

東京に住む駐在員は約100万円の賃料が平均なのでしょうか…

下記引き続き引用です。

バンコクの平均賃料はわずか1年で12%以上下落しましたが、ハノイとホーチミンではそれぞれ9%と6%のマイナスとなりました。

シンガポールは26番目に高額な場所であり、家賃は平均2%下落しています。

しかしシンガポールの賃料は常に安定しており今年も例外ではなく市場賃料はわずかに下落しているようでこれは、前年に見られた賃料増加の逆転を表しており、コロナの影響で以前の価格帯に戻りつつあるとのことです。

香港は賃料が下がったにもかかわらず、4年連続で世界で最も高額な場所です。

オーストラリアのシドニーは10位から46位に急落しました。

しかしヨーロッパの各都市では比較的コロナの影響による賃料下落の現象は発生していないようです。

 

上記がバンコクポストの記事の引用となりますがバンコクにおいてはコロナの影響はもちろん大きくありますがコロナ収束後も以前よりも多くの外国人が集まらない限り賃料は以前と同水準にはならないと思います。

日本人駐在員に限って言えばコロナ収束後も減少していくように見られていますしコンドミニアムを含めたレジデンスの供給戸数が過剰状態のように感じます。
バンコクでコンドミニアムの取り壊しを見たことがないのですが日本同様区分所有者全員の同意を得る必要があったかと思います。
レジデンスの取り壊しがない中で空き地や商業施設から新しいものがどんどん建っていくとその分人が多く集まらないと空き部屋が増えるだけとなります。

コンドミニアムだけでなく一時期はアパートやホテルも建築ラッシュとなっておりました。

駐在員のレジデンスはコンドミニアムだけでなくサービスアパートやホテルも対象となります。

駐在員に限らず現地採用やリタイアの方も最近はサムロン近辺やサムロン以降と居住エリアがバンコクから伸びていっております。

賃料が安いこと、外国人が少ないエリアをあえて選びたい、デリバリーの発達でどこにいても食べたいものが食べられるといった点が居住エリア拡大の理由です。

バンコクで人気居住エリアのオンヌットも住みやすくて都心に近く、良い場所であることに間違いはありませんがあまりにコンドミニアムが多く中々賃貸が埋まらないという現象も起きております。

投資目的の観点で言えば競合物件がない場所を購入し賃貸付け、賃貸付けが難しくなるほど競合物件が多く出てくる前には転売した方がいいのかもしれません。

市場賃料より下げて賃貸しても利回りを確保できる価格で購入することや広めの1ベットルームまたは2ベット、3ベットと市場に多くない間取りでないと賃貸付けは更に難しくなっていきます

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