2021年第一4半期のタイ不動産市況
2021年早くも半分が過ぎました。
2021年第一四半期のナイトフランク社のレポートがありましたのでご紹介いたします。
2021年第一四半期の物件供給数は僅か3634部屋とかなり少なかった昨年同期の更に41.8%減となっております。
供給地はCBDエリアが4%、バンコク近郊が50%となっております。
それに伴い高級プロジェクトも全体の4%とほとんどがタイ人実需層をターゲットとしたリーズナブルなプロジェクトが多くなっております。
グラフを見るように2020年からの新築供給戸数がガクンと下がっております。
2019年から2020年にかけて成約率がかなり下がっておりますが2020年終盤から成約率が上がっております。
このまま当分は新築供給戸数は抑えられ在庫販売が進んでいくかと思われます。
一番面白いのがこの価格推移ですが供給戸数、成約率は下がっているものの価格は2017年からほとんど変わりありません。
コロナにより安く物件が買えないかと最近よく問い合わせがありますが、売買価格市場はあまり下がっておりません。
格安物件もありますが数が少ないので一般的に表に出る前に投資家やVIP顧客のもとに渡ります。
賃貸価格市場は間違いなく下がっているのですが売買価格市場は新築、中古含め上がりこそしていないもののそんなに下がっておりません。
タイ人オーナーの場合売れても売れなくても良いという姿勢で売りに出していることが多いのであまり安売りは行われていないのかと思います。
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