タイのコンドミニアムのお部屋のトラブル例:水漏れ編
上階からの水漏れ
上階からの水漏れはバスルームから発生することがほとんどです。
バスルームの天井に水漏れ跡があるお部屋は要注意です。
下の動画のように勢いよく水が漏れるケースもありますがほとんどはゆっくりと漏れが進行し徐々に天井の跡が広がっていきます。
動画のお部屋は新築です。新築のお部屋トラブルは施工不良が原因で気づくのも早いのが特徴です。
しかし築後数年経って経年劣化で徐々に広がっていくパターンでは気付くのが遅くなり、普段人がおらず空室が長くなると天井が落ちてしまうお部屋もあります。
場合によっては上階の住人にも協力を得て補修工事を行う必要があります。
基本的に建物保険にて管理事務所に対応を依頼するケースが多いです。
自分で業者手配する前に管理事務所にまずは相談する形になります。
共用部配管からの浸水
共用施設の下の階のお部屋に生じるケースがあります。
横から吹き付ける雨が原因かと思い外壁補修をしても水の浸水があったのですが上階の共用部配管からの漏水が原因と分かったケースがあります。
スカイガーデンの配管に流れた水がお部屋に漏水するという欠陥です。
共用部の配管は管理事務所の許可がないと自己判断で塞ぐことも補修することも出来ません。
そしてこの許可というのが考えられないくらい時間がかかり半ば放置されるような事態もあります。
雨季であればその間ずっとお部屋に水が入る形になります。
写真は天井を開けて防水スプレーをし応急処置をしております。
これは明らかに建物保険にて管理事務所、ディベロッパーの瑕疵として対応されければならないのですがスムーズな対応を取ってくれないケースがあります。
コンドミニアムによっては建物保険を使うことを嫌がり自費補修させる、補修を行うと言いながら数ヶ月経っても何も進展しないケースがあります。
対応の悪い管理事務所スタッフも少なくなく、何度も連絡し催促しないと平気で放置されます。
何度も管理事務所に言い続けて保険ではなく共益費から補修費を出してもらったこともありました。