Ananda社が新規プロジェクトを白紙へ
タイ大手不動産会社アナンダ社は100億バーツ相当のコンドミニアムプロジェクト「Ideo Q Phahon-Saphankhwai」の開発を一時停止し、4月の販売開始以来このプロジェクトでユニットを予約した顧客への前払い金を返金すると発表しました。
同社の最高戦略責任者は次のような声明を出しております「今年4月にプロジェクトを市場販売して以来、合計396ユニットの約39%の予約申込がされていました。 この場所でのプロジェクトへの購入の需要はコンセプトデザインと一致しないことが明らかになったため、販売を一時停止し、顧客への予約金と頭金の払い戻しを決定しました。 」
Ideo Q Phahon-Saphankhwaiは、BTSサパンクワイ駅の近くにあります。 当初は、1ユニットあたり550万バーツからの価格で総戸数1,114ユニットに設計されていました。
⇒この記事で思ったことは販売開始から4ヶ月で4割の申込を取っている凄さ、意外さと完成まで2,3年は十分時間がある中でもプロジェクトを一旦白紙にしてしまうとはアナンダ社も相当慎重になっているのか?勢いのある会社なのでプロジェクト数も多く銀行融資に問題が発生し継続できなくなったのか?それとも本当にコンセプトデザイン?が一致していないと思ったのかどれなのかなと思いました。
初めてタイ不動産を購入検討されるお客様からよく『途中でプロジェクトがとん挫することはないか?』と聞かれますが、販売開始してから白紙になるということは滅多にありません。こういった形で白紙になるプロジェクトもありますがその他のプロジェクトでこのようなことはまず聞いたことがありません。
また本プロジェクトに関しても成約者が支払った手付金等は全額返金もされるようなので途中とん挫に対する警戒感を強く持つ必要は無いかと思います。
しかしバンコク郊外やリゾート地での小規模デベロッパーのプロジェクトには要注意だと思います。