プーケットのコンドミニアム販売状況について
まずプーケットやパタヤのようなリゾート地で投資目的でコンドミニアムを購入することを私がお勧めすることはありませんがプーケットのコンドミニアム販売状況についてナイトフランク社の記事がありましたので引用してご紹介いたします。
過去ブログ:パタヤで不動産投資ならビラかホテル!
タイ、東南アジアでも有数のリゾート地であるプーケットですがコロナの影響で観光客は来ずプーケット経済に大きなダメージを与えております。
供給数
2020年末時点でのプーケットのコンドミニアム総戸数は26,096部屋となります。
2020年の供給数は7プロジェクトで僅か1,862部屋でした。この供給戸数は年間1,700~2,000戸であった2016年以前の数字に近いものです。
2019年が5,471戸だったのでその減少幅は大きいですがここ数年で一気に供給戸数が増えていることが分かります。
販売数
2020年時点で26,096部屋の内、19,761部屋は成約済となり全体の75.7%は成約済となっております。
2020年の成約数はわずか1,966部屋で2019年の4,036部屋からは大きく下落しました。これはコロナの影響でタイへ渡航することが出来なかったのが大きな要因とみられるようです。
過去のプーケットのコンドミニアムの購入者のほぼ100%が外国人だったようですが現在は10%がタイ人、90%が外国人とのことです。
購入者の外国人はタイ滞在時の別荘としてロシア、中国、香港、シンガポール人が多く購入しているようです。
購入者のほぼ全てが外国人ということですがタイのコンドミニアム法では外国人が所有できる区分割合は1棟の総床面積の49%までと決まっているはずなのにどういうことだろうかと疑問に思います。
恐らくホテル事業への投資も含め上記のコンドミニアム販売と記述されているのだとうと思います。
プーケットやパタヤのホテル事業というのはホテルとして運営し購入金額に対して利回りまたは買い取りを保証する形で販売されています。
販売価格
2020年末の海が目の前でオーシャンビューが広がるようなお部屋の平均販売価格は1平方メートルあたり192,758バーツでした。
2019年は1平方メートルあたり193,590バーツでしたので2019年から0.4%の下落となります。
一部オーシャンビューというようなお部屋の2020年の平均販売価格が1平方メートルあたり99,745バーツでした。
これは、1平方メートルあたり107,000バーツだった2019年から6.8%下落しました。
ビーチから離れオーシャンビューのないお部屋の平均価格は1平方メートルあたり76,184バーツで、2019年の79,300バーツから3.9%下落しました。
2019年からの価格下落はコロナの影響で価格を下げて販売されたからとのことです。
ビーチに近いオーシャンビューの販売単価が約20万バーツとありますがこれはバンコク都心部アソークの新築コンドミニアム価格に匹敵する金額となり個人的には高額だなと思います。
経済回復までの期間
2021年も依然回復までには至らずプーケットの経済復帰は2022年以降と予測されています。
以前の50%の観光客が戻るまでに2022年始めから6ヶ月から1年はかかると思われます。
次回プーケットの戸建て、ヴィラ販売状況についてご案内いたします。