タイ不動産価格別成約件数、短期所有で転売希望であれば郊外コンドミニアムの方がお勧めです

戸建て、コンドミニアムを含むタイ不動産の価格別の2022年、2023年成約件数の推移です。

300万バーツ以下の少額物件は取引件数が下がり高額物件は上がっております。

この価格は恐らく所有権移転時に土地局に申請している金額となりリセールの場合は実際の成約価格より低く申請することが多いのでほとんどが実勢価格より低価格の部類に分類されているかと思います。

2022-2023価格別取引件数

少額物件の取引が下がっているのはプロジェクトが多く供給過剰に加え実需購入の一般層が購入者となり金利や住宅ローン審査が厳しくなったものと思われます。

逆に富裕層が自己利用目的で購入する高級戸建てやコンドミニアムは別の記事でもコロナ禍でも売り上げが順調であると見ました。

取引率は下がっているものの取引件数としてはやはり低価格帯が圧倒しております。

日本人のオーナー様、購入検討者から投資目的で購入後どれくらいの間保有しいつ頃転売されたいかと聞くと大体が購入から5年前後、または5年以内の数年以内に転売して現金化したいという意見が多いです。
最初から10年以上保有するつもりで購入される方はかなり少ないかと思われます。

100万バーツ台のコンドミニアムでも利益を出すことはできます。勿論賃料は1万バーツ以下で転売価格も購入時の1.2倍くらいになればいいという見立てで考えていただく形になります。

低価格帯のコンドミニアムを購入する際ですが現在重要なのはリセール物件を購入することです。

郊外のものは都市部と比べ安いから良いということで購入されているケースを見ますが高値で買われているケースが多いです。

以前は新築で買って売るときは買った金額より高く売れて当たり前という風潮がありましたが現在はそのようなことはありません。現在新築は高く購入後数年では買った金額より高く売ることは難しいケースが多いです。

重要なのは購入する金額です。1000万円以下で購入できるリーズナブルプロジェクトはバンコク近郊に多数ありますがそれが本当に将来転売するうえで安い金額であるかどうかを見分けることが重要で新築ではまずそのような価格で売られておりません。

100万バーツ台で売られている廉価なコンドミニアムは当然クオリティも低いですが買い手や借り手の数は多くいます。

150万バーツ前後で売られているお部屋が多い中で120万バーツ程で売られている部屋があれば購入検討しても良いかと思います。

リーズナブル物件の投資では当然1件あたりの利益が薄いので厚くするには複数物件購入しなければなりません。

エリア重視で購入すると勿論プロンポンやアソークのコンドミニアムを所有するのが当然良いのですが物件価格が高く近年の新築価格や新築価格に利益を加えた価格のリセール物件を購入し2⁻3年で転売しようとすると購入金額より下げないと売却できない可能性方が高いです。バンコク中心部のコンドミニアムはコンパクトな1ベットルームでも500万バーツ以上となります。

10年以上所有の考えがあり王道的な方法ですとバンコク中心部コンドミニアムを所有することが良いですが投機的な3年前後での転売、出口を希望されるのであれば相場の2⁻3割安く購入できる機会の多い郊外のコンドミニアムの方が良いかと思われます。

重要なのは想定する転売価格より安く買うということです。そのためには相場価格より安く買う必要があるのですが安く買える機会が多いのが郊外のリセール物件なのです。

郊外のコンドミニアムの中でも

  1. 駅や商業施設が近くにあること
  2. 賃貸需要の高いコンドミニアムであること
  3. ファシリティがある程度充実し建物管理が良いことが重要です。

バンコク不動産投資はチットロムからエカマイまでの都心部一択、新築一択という考えは以前のものになりつつあります。

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