タイのコンドミニアムのお部屋のトラブル例:バスルーム編
日本のマンション(コンドミニアム)と比べてタイのコンドミニアムでは良くトラブルが発生すると言われておりますが確かに思いもよらぬお部屋の問題、瑕疵が発見されることがあります。
発生する問題、トラブルは大体同じような内容となります。
ここでご紹介することでどのような問題が生じる可能性があるのか、その対処法をお知りいただければと思います。
これからタイのコンドミニアムを買う人、借りる人、既に所有している人に参考になるかと思います。
バスルームの原因不明の異臭
タイでは浴室とトイレが一緒になっている間取りがほとんどです。
長期間利用していないと配管が乾き下から臭いが上がってきますが配管に水を流したり、薬剤を撒くとすぐに解消することがほとんどです。
しかしそれらをしても配管の嫌な臭いが消えずどこから臭いがしているのかよく分からない、特定できないというようなケースがあります。
その場合ほとんどが便器の取付に問題があります。
便器と排水管がずれて取付られていたり、接合部にきちんとシーリングがされておらず隙間があり排水管の臭いが上がってくるようになります。
写真の赤丸部分ですが隙間があるので臭いが上がってきます。
対処方法としては便器を取り外しシーリング後に再設置します。
湿っぽい感じがして便器本体の裏が汚れている、シリコン材が変色しているような場合もきちんと接合されていない可能性があります。
水の流れが悪い
物を落とした訳でもないのにシャワーの水が排水されない、配管が詰まるようなこと発生しますが原因のほとんどは毛髪です。
長期間で毛髪が配管の中で溜まり水が流れないということが生じます。
そこで薬剤を使う方がいらっしゃるのですが使いすぎにはご注意ください。使いすぎると配水管自体を劣化させてしまいます。
毛髪は薬剤で溶けるようなことはなく溶かすことができるのは石鹸カスや油です。
特殊な器具を配管へ差し込み詰まっているものをかきだします。
かなりの量の毛髪が詰まっていることがあります。
お湯が出ない
単なる給湯器の故障ということが多いですがコンドミニアムよって取付可能な給湯器ワット数の規定があります。
規定数を超えた給湯器を利用するとブレーカーが落ちたりします。
また給湯器の誤作動でセーフティー機能がかかり電源が落ちるというトラブルが頻繁するコンドミニアムもあります。
一度給湯器をリセットし温度レベルを下げる、それでも電源が落ちることが頻発するようであればワット数を下げた給湯器を購入し取り付けることで問題解消いたしました。
シャワールームの扉がきっちり閉まらない、隙間ができて水が漏れる
これも結構あることですが建付け調整をするだけで問題解消できることがほとんどです。
扉の蝶番を調整します。
シャワールームに限らずビルドイン収納の扉などでも同様のことがよく見られます。
ズレを放っておくと扉の一部分に重さがかかって扉が外れ落ちるということもありますのでズレが大きい場合は早めに対処しておくほうが良いです。
次回は厄介な雨漏りトラブルの事例をご紹介します。