タイは9位!?2019年リタイア移住人気国の発表
WORLD PROPERTY JOURNAL社発表の2019年のリタイア移住人気国1位はパナマでした。タイは9位となっております。
Panama tops list of global retirement destinationsAccording to International Living’s newly released Annual Global Retirement Index for 2019, the world’s top 10 retirement destinations are:
#1 Panama #6 Colombia
#2 Costa Rica #7 Portugal
#3 Mexico #8 Peru
#4 Ecuador #9 Thailand
#5 Malaysia #10 SpainThe World’s Best Places to Retire in 2019 Revealed:WORLD PROPERTY JOURNAL
この順位はアメリカ人のみの順位なのか世界的に見ての順位なのか分かりかねますが、日本人にはあまり馴染みのない国もいくつかランクインしています。
日本人が多く住んでいる国は順にアメリカ、中国、オーストラリア、カナダ、タイという形になりリタイア後の移住先としては上記の国に加えマレーシア、フィリピンといった東南アジアが人気です。
移住先として重要なポイントは①治安がいいか? ②労働収入がなくても暮らしていける物価であるか ③インフラ、ネットの環境整備は十分か ④現地の言語が話せない場合英語が通じるか ⑤ビザの条件が厳しくないか、などが関係してくるかと思います。
タイは移住先として上記ポイントをクリアしているか
タイ国内でも日本人が定住する先としてはバンコク、チェンマイ、パタヤという3都市が一般的で中でもやはりバンコクが一番多いかと思います。
①治安について
東南アジアというと治安が悪いイメージがありますがここタイにおいては外国人が犯罪の被害にあうというのはあまりありません。私自身6年以上バンコクで生活しておりますが大きなトラブルに巻き込まれたことはありません。しかしながらタイのニュースを見ていると拳銃が使われた犯罪などは日本と比べ圧倒的に多くあります。変な儲け話や痴情のもつれはトラブルに発展する可能性大ですが普通の生活をするのであれば基本的に夜道に人通りの少ないところさえ気を付けておけば特に治安面は問題ないと言えます。
②労働収入がなくても暮らしていける物価であるか
日本と比べるとまだまだ物価は安いです。特に交通費、住居費、医薬品は日本の半額以下で済むと思います。しかしタイで日本製の商品を購入したり、日本食を食べるとなると日本より高くつきます。住居に関してもピンキリの差が激しいです。完全にローカルな生活をすれば家賃込みで1ヶ月10万円でも十分生活できます。私がタイに来た当初ですが日本人が多く住むアパートからローカルアパートに引っ越し8万円以下で過ごしていた経験もあります。しかしそれは一般論では無いのでコンドミニアムであれば安くても15,000バーツ、アパートであれば10,000バーツくらいの住居費を見込んで1ヶ月50,000バーツ(約17万円)は生活費として見込んだ方がいいかと思います。日本でも17万円で生活は出来るかと思いますがタイと日本ではゆとりの差が全然違ってきます。交際費、飲食費に十分お金を回せます。
③インフラ、ネットの環境整備は十分か
これに関してはバンコクであれば全く問題ありません。モノレール(BTS)や地下鉄(MRT)が主要エリアを走ってますし年々延線されております。タクシーも24時間多く走っており、Grabタクシーもあります。バイタクというバイクタクシーも多くの通りの入口や中にあります。しかしパタヤやチェンマイではBTS,MRTは無いので基本的にタクシーやソンテオという乗合バンでの移動になります。Wi-Fi環境は日本よりも充実しております。シムカードの購入も容易でインターネット環境に困るといったことはないでしょう。
④現地の言語が話せない場合英語が通じるか
商業施設等であれば高い確率で通じますし結構流暢に話す人も多いです。もちろんタイも日本と同じく英語が母国語ではないですが日本より理解できる人は多いと思います。またタイ人にとって日本語は人気言語の一つなので日本語を話すタイ人もかなり多いです。タイ人には英語が通じないから困るということを時々聞きますが、ほとんどの場合、日本人が使う英語がおかしかったり伝え方に配慮が無いように思えます。バンコクやパタヤはタイ人も外国人慣れしているので数字のやり取りや簡単な英会話はほとんどの人が出来るので心配ないです。
⑤ビザの条件が厳しくないか
長期滞在するためにはビジネスビザ、リタイアメントビザというものがありますがこれは年々タイでも条件が厳しくなってきております。以前ほど簡単に取得、更新は出来ないようです。リタイアメントビザの条件として50歳以上、80万バーツ(約270万円)以上の銀行預金が直近3ヶ月以上あることというのがあります。しかしタイ、特にバンコクには日本人経営のビザ取得、代行会社が何社もあるので相談すれば簡単に取得できると思います。
在タイ日本人は今後も増え続けるのか!?
日本人の年齢別人口構造は40代と60代後半が多いようなのでセカンドライフとして日本を飛び出し海外で生活する日本人数が今後更にグッと伸びてくるのではと思います。今後日本で定年退職を迎え移住を考えられる方も多くでてくるかと思います。
タイは日本人が行く観光国として毎年上位の人気国なので恐らく移住者、日本人の長期滞在者は今後も増え続けることが予測できます。日本企業の進出も増加しており近いうちに長期滞在者が10万人に達するのではと言われております。