この状況でもバンコク郊外の地価は下がらず上昇

コロナの影響でタイ不動産の流通も低下し各デベロッパーも前年同期比と比べ売り上げが下がっているとお伝えいたしました。

前回ブログ:タイ不動産開発業者2020年上四半期の売上は!?

しかしながらバンコク郊外の地価は上昇しているようです。

参考記事:bangkokbiznews

不動産移転登記数が低下している中でも地価は上昇しておりこの上昇価格は物件買主となる消費者がそれを負担しなければならない形になります。

住宅購入の傾向は低下しているのにもかかわらず地価が上昇するとは相反する形になりますが2020年前四半期から3%の上昇、前年同期比の27.7%増加しているとのことです。

地価上昇の土地の中でも上位5つまでの土地はどれも鉄道路線沿いとなります。

一番上昇したのはBTSグリーンラインのクーコット‐ラムルッカエリアの地価が61.3%上昇し、続いてピンクラインのケーライ‐ミンブリーエリアが45.1%、タリンチャン‐サラヤが20%、バンケー‐プッタモントン4が15.3%、サムットプラカン‐バンプー、ベーリンが11.7%の増加となりました。

現在バンコク、バンコク郊外では急速に鉄道路線の拡充が進んでいます。

コンドミニアム開発も外国人投資家向けではなくインフラの拡充と共にタイ人内需のコンドミニアム開発が盛んになってきております。

地主もそこを見込んで安値では売らないのかもしれません。

やはり大方の地主はお金に困っているということもないので安売りする必要はないということなのでしょう。

またはバンコクでも時々『売却しない』という看板を掲げたビルや土地を見ますが易々と思い入れのある土地、建物を手離さないという思いがあるのかもしれません。

しかしながら郊外であっても土地が高いとタイ人の中流階級向けに販売される住宅価格も上昇してしまい、ますます住宅購入の傾向が低下してしまいそうです。

価格が少々上がろうとタイ人の気質からするとローンさえ組めれば買いたいと思うかもしれません。

その攻めの姿勢、深く考えすぎず感情に正直にという点は今のコロナ禍で経済復興に重要な考え方だと思います。

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