土地家屋税導入による評価額見直しによりバンコクのどこの評価額が上がるか
以前のブログで土地勘定評価が変わるということを案内いたしました。
バンコク不動産ブログ:インフラ拡充、EECの影響でタイの土地勘定評価が10%-20%見直しへ
今回は具体的にどのエリアでどれくらい評価額が上昇する形になるかご案内いたします。
参考記事:CBRE ราคาประเมินใหม่รับภาษีที่ดิน ขยับทั่วประเทศ 10-15%
2020年1月1日に発表される新評価ですが2021年12月31日までの2年間使われます。それ以降は4年に1度の評価替えとなります。
そしてこの2020年1月に発表される評価額について既にほとんど決まっているとのことです。
全体的にみて平均10%~15%ほど評価額が上昇しますがバンコクでも全てのエリアで上昇したのではなく変化のないエリア、コンドミニアムも多数あるとのことです。
売買取引のないエリアや農地についてはほとんどそのままです。上昇したのはバンコクの中でも中心部やBTS、MRTの沿線、そして路線拡充により利便性が向上するエリアとなります。
評価額が上昇するエリア
ウィタユ通り 1タランワー(4㎡)75万バーツ→100万バーツ
アソーク交差点からプルンチット通りにかけて 65万バーツ→75万バーツ
アソーク交差点 55万バーツ→60万バーツ
トンロー通 42万バーツ→50万バーツ
バンナー交差点からシーナカリン交差点 19万バーツ→20万バーツ
チャルンクルン通 平均20万バーツ~50万バーツ→最高75万バーツ
価格の変化がないエリア
ラチャダムリ通 1タランワー(4㎡)75万バーツ~90万バーツ
パヤタイ通 90万バーツ
ラマ4通 50万バーツ
ラチャダ―通 50万バーツ
バンナー交差点 23万バーツ
サトーン通 45万バーツ~75万バーツ
クルントンブリー通 15万バーツ~45万バーツ
ピンクラオ通 20万バーツ
チャルナコン通 25万バーツ
ラチャダーピセーク通(トンブリ―) 12万バーツ~18万バーツ
MRTパープルライン(Tao Pun – Khlong Bang Phai)
ラマ4通はタイ最大規模の開発プロジェクト『ワンバンコク』やドュシタニの開発がありますがクラウンプロパティ所有のリースホールドプロジェクトになるので変化はありません。
またバンス―中央駅周辺も同様、大部分が鉄道用地、公務員用の敷地になるので変化がありません。
EECの影響でチャチュンサオ、チョンブリー、ラヨーン方面は土地評価額の上昇があるもののバンコク北側、ノンタブリーやパトゥムタニではまだ見込み段階で変化はありません。
バンコクで最も評価額が低いエリアはチャーイタレーバンクンティアンで1タランワー500バーツ、またロップリー県などあらゆる場所で1タランワー10バーツ~20バーツといった土地も多くあります。
価格が決まっていないエリア
BTSやMRTの延線エリアとなり
ブルーライン(Bang Sue – Tha Phra、 Hua Lamphong – Bang Khae)
グリーンライン(ベーリン – サムットプラーカーン)そして(Morchit-Saphan Mai-Khu Khot)
ピンクライン(Khae Rai-Min Buri)
イエローライン(Lat Phrao -Samrong)
レッドライン(Bang Sue – Taling Chan)(Bang Sue-Rangsit)
鉄道工事が完成し運用を開始してみないと分からない事象や、建築制限などがあり価格を決定する要因としていくつかの制限がある可能性があるため、2021年から2022年にかけて再評価する可能性が高いとのことです。