住宅ローンが通らず低価格コンドミニアムの賃貸需要が上がる?

住宅ローンの厳格化とコロナによる不況で低価格コンドミニアムの賃貸需要が上がるというPrimo社の方の記事です

参考記事:กู้ไม่ผ่าน’ ดันคอนโดเช่าต่ำหมื่นบูม

Primo社とは大手デベロッパーOrigin社系列の会社ですがここのところPrimo社が管理するOrigin社の鉄道沿線のコンドミニアムの賃貸成約が20%上がったとこのことです。

賃料25,000バーツ以上のコンドミニアムの居住者の多くは外国人となり、その外国人がタイを離れ戻ってこれなくなっている今、このセグメントのコンドミニアムの空室率が高く20%から30%値下げしないと賃借人が付かなくなっている。

しかし10,000から15,000バーツの価格帯の賃貸需要は旺盛にあり住宅購入希望している人が住宅ローンの厳格化と不況によりローンが通らず、購入できない層の住居としてこれからも賃貸需要が高まることが予測される。

以前はコンドミニアムの開発も高級志向が高かったが今年以降は25,000バーツ以上の高級新築コンドミニアムの利回りも現在は3%程になってしまい、鉄道沿線の賃料15,000バーツ以下のリーズナブルクラスのコンドミニアムの利回り4%~5%であるという記事内容です。

書かれてある内容は概ね共感できるものの実際の数字として15,000バーツという賃料はローカル的にはかなり高いかと思います。

弊社でもタイ人の賃借人をターゲットとして募集しているお部屋を取り扱っておりますが一般的に反響が高いのは8,000バーツまでのお部屋です。

住宅ローンが通らない層の1ベットルームの賃料で15,000バーツはグレードとしてはかなり上になるかと思います。

現地のタイ人を賃貸、転売のターゲットにすると流動性は高いと過去ブログでもご案内しておりますが賃料であれば8000バーツ、売買であれば200万バーツ以下で設定できると需要の高いマーケットの中に存在することが出来ます。

過去記事:郊外コンドミニアム購入時の注意点!2020年売買市況タイ人実需郊外物件は動きがあります!

利回りも高い方が良いのですが利回り高い=空室リスクも高いということになるケースもあるので一概に利回りの低い都心のコンドミニアムはだめだということにはなりません。
利回りが低い=空室率や資産価値変動のリスクが低いということに当てはまることが多いです。

日本のような都市とは異なりタイなどの東南アジアでは自国民ではなく外国人のみにターゲットを絞り物件運用が必要になるエリア、対象物件が多くなります。
賃料15,000バーツという価格でも外国人のみを対象に考えないといけない形になりその傾向は強くなるのかもしれません。

タイにも富裕層はたくさんおりバンコクのコンドミニアムにも住んでいますが、そのような層は賃貸するより買って住んでいるのだと思います。

タイ人一般層の所得が上がり、今後も住宅ローン審査がある程度厳格であれば購入を諦めた所得のあるタイ人が15,000バーツ前後のコンドミニアムを借りバンコクのコンドミニアム市況は一変されるだろうなと思います。

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